私の両親は、既に他界しています。
まだ体が動くうちは、市役所や銀行の窓口に付き添っていけば自分で手続きなどができていました。しだいに体が不自由になり、外出はもちろん、ペンを持ちサインをすることも大変になり、自分で手続きを行うことが難しくなると、私が代筆や代行をすることが増えていきました。
それぞれが亡くなった際には、たくさんの複雑な手続きも経験しました。
いろいろな手続きを経験する中で、例え親子、夫婦であっても自分以外の名義に関わる手続きが如何に大変かということを思い知らされました。
この経験から「夫婦で分けられる名義は、分けられるうちに分けておく」という事の重要性を強く感じるようになりました。
夫婦の間で「分けられる名義」はそれほど多くはないことに気づく
辿りついた答えは3つ
- クレジットカード
- 銀行口座
- スマホ
順番にお話していきましょう。
クレジットカード
クレジットカードの家族カードって便利でお得ですよね。
我が家も以前は、私が本会員で、妻はその家族カードを使っていました。
妻の年会費は無料だったし、本会員である私と同じくプレステージのプライオリティパスまで無料付帯していました。
ポイントも効率良く貯める事が出来ました。
さて、この状態で、仮に私が亡くなるとどうなるでしょう。
なんと!妻の家族カードは使えなくなってしまうようです。
その時点で妻が新しくクレジットカードを作ろうとしても、妻は既に退職し専業主婦なので審査が通らずクレジットカードを作れない可能性が高いかと思います。
クレジットカードは不要と考える人もいるかもしれませんが、私も妻もクレジットカードは現代を生きる上で欠かせないと考えていますので、これは大問題です。
そんな訳で、メインで利用するクレジットカードを切り替えたタイミングで、妻にも自分名義でクレジットカードを作ってもらうことにしました。
メインで利用するクレジットカード切り替えの経緯はこちらとなります。

次はその引き落とし先となる銀行口座
この引き落とし先の口座を私名義にしていると、私が亡くなったり、認知症になったりすると口座が凍結されて引き落としが出来なくなり、結局、妻名義のクレジットカードは使えなくなってしまいます。
引き落とし先の銀行口座が使えなくなった時点で自分名義の銀行口座に変更すれば問題は解決しそうですが、今度は、その口座の残高が問題になります。
残高不足で引き落としが出来なければ、やはりクレジットカードは使用出来なくなってしまいます。
この為、妻の口座に必要な残高を確保しておくことも重要です。
最後はスマホ
携帯電話会社のファミリープランはお得な特典があったり、ポイントが貯めやすかっりしますよね。
我が家も、今の楽天モバイルに乗り換えるまでは、最初はドコモ、その後はソフトバンクのファミリープランを契約していました。
参考までに楽天モバイルへの切り替えについてはこちらをご覧下さい。

スマホのファミリープランの場合、主契約者が亡くなった場合でも、継続使用は可能なようです。
ただ、先程のクレジットカードの引き落としの問題と同じで、誰の口座の残高から料金を引き落とすかの問題はついてまわります。
なので、携帯電話も自分名義で契約して、支払い先を自分名義にしておくべきです。
我が家が乗り換えた楽天モバイルは、もともと一般的なファミリープランは存在しないので、結果的に我が家は夫婦それぞれ個別での契約となっています。
支払い方法はそれぞれの名義のクレジットカードを使用しており、そのクレジットカードの引き落とし先はそれぞれの名義の口座となっています。
というわけで、
我が家は、
- クレジットカード
- 口座と残高
- スマホ
この3つを夫婦それぞれ個別の名義としています。
たった3つの名義を分けただけではありますが、仮にお互いの身に何かあっても身動きがとれなくなるようなことはなく、なんとかなりそうな気がします。
なお夫婦間であっても相続という概念は存在します
あとで税務署と揉めない為にも、夫婦間でもお金の移動には注意が必要です。
相続税対策として一番手軽そうな暦年贈与には、年間110万円の制限と7年間の持ち戻し対象期間(2023年までは3年間)があり、急に思い立っても一気に多額の資金を税負担無しで移動することはできません。
また、我が家のように子供がいない場合の相続は更に面倒なことになります。
詳しくはこちらをご覧下さい。

面倒なことばかりですが・・・
いろいろと面倒ですが、面倒だからこそ、自分で自分の事を考えたり実行できるうちに、このような制度や法律も踏まえて準備をしておかないと、後々後悔することになると思って準備を進めてきました。
でもね、ホントに結構なパワー使いましたよ。
動けるうちに、考えられるうちに行動を起こすって大事だなと、つくづく思いましたね。