[定年退職までのリアルな日記] メルカリを考える

mercari(メルカリ)、一度は耳にしたことがあるかと思います。どうですか？出品や購入で使っていますか？

私も、メルカリの存在は以前から知っていました。でも、これまで手を出すことはありませんでした。

メルカリって、なんか好きになれなかったんですよね、というより嫌いでした。

まともじゃない変なモノを売っていたり、転売だったり、その割には販売手数料が高かったりと、悪い話ばかりにが耳に入ってきて、駄目なサービスだなと思い込んでいました。ただコロナ禍で、いろいろな投資系YouTubeを観る中で、投資の種銭作りや副業への予行演習としてのメルカリ活用に目を向けるようになりました。

2023年メルカリ出品デビュー

初めての出品は「PROTEX CORE CR-7000」

ダイバーならご存じの方も多い、そう、オレンジ色のハードケースです。

16年間、国内外、約400本に及ぶ我が家のダイビングを支え続けてきてくれた大切な相棒です。

コタキナバルの空港で、飛行機から運搬用のトラックに放り投げられる衝撃の場面を目の前で目撃しましたが、その後確認すると、本体も中身も無事でした。それほど、頑丈で丈夫なんです。

ただ、とにかく大きくて重いんです💦

• サイズは854 × 540 × 380 mm
• 本体だけで9kg弱

まもなく還暦を迎えようとする身には、この大きさと重さは腰にも悪く、使いこなせなくなるのは目に見えていました。

 

さて、どうしたものでしょう。

所々に傷や汚れはあるもの、まだまだ十分使えるので、粗大ゴミとして捨てるにはもったいない。かといって、◯◯◯オフとかの不用品買取業者に持ち込んでも二足三文に買い叩かれてしまうのは目に見えている・・・。

そうなると、PROTEXとの大切な思い出までも買い叩かていれるようで悲しくなります。

 

そんなこんなで、いろいろと考えた結果、メルカリに出品してみることにしたわけです。

このPROTEXを必要とする誰かが、私に代わってこれからもダイビングに使い続けてくれて、しかも、いくばくかのお金が手元に残ればとの期待を胸に・・・。

 

購入当時の販売価格は覚えていませんが、ネットで調べると、現在同じ商品の販売価格は¥149,000とのことでした。

それを¥18,000で購入して頂くことができました。手数料10%、送料¥1,900を除いた分が利益となりました。

正確には覚えていませんが、出品してから数日で購入して頂けたかと思います。

満足のいく価格で購入頂けたことも嬉しかったのですが、何よりも、我が家の大切なPROTEXがこれからも働き続けることが出来るということが、ものすごく嬉しく感じられました。

これは、とても不思議な感覚でした。

 

メルカリ出品デビューして間も無く2年

続々と出品中

この記事を書いている時点で79品を出品し、65品を購入して頂くことができました。

購入頂いた商品の販売価格は、下は¥300円(利益は¥60円)から、上は¥95,000(利益は¥84,650)と幅が広いですね。

 

そんな中でも、思い出深い品物ベスト3は？

１位、最初に紹介したPROTEX

ダイビングのライセンスを取得したその日に、池袋のmic21に直行して軽機材、重機材、ダイコン、ログブック、曇り止め、ハンガー、メッシュバッグ、そしてPROTEXと一気に買い揃えました。

なんか違う自分になれるような気がして。

それから毎月のように国内外の海を潜り続けましたが、全てのダイビングが、PROTEXを含むこの機材達と一緒でした。

数えきれない思い出がいっぱいです。

 

２位、たくさんのバックパック達

 

目的や機能性などで買い換え？買い増し？を繰り返していたら、夫婦二人しかいないはずの我が家には、いつの間にやら14個のバックパックがひしめいていました。

ひとつひとつのバックパックに思い出はあるものの、古いバックパックは次第に使われなくなり、どこかで罪悪感も感じていました。

このうち、目的や機能性が重複して、まだまだ使える5個のバックパックを出品し、全て購入して頂くことができました。

 

３位、GoPro HERO3

一時はダイビングに、スキーにと大活躍だったGoProでしたが、次第に出番が少なくなり、いつしか持ち出すことすらなくなっていました。

古い機種なので、購入してもらうのは難しいと考えていましたが、山のようなオプション品と併せて、出品当日に即日購入頂くことができました。

きっと、購入頂いたモノ達は、みんな、未だ現役で働き続けてくれているんじゃないかと思うと、なんとなく胸が温かくなる感じがします。

 

これから

ネットなどでは、販売価格が¥5,000を切る出品は避けた方が良いとの話も目にします。

それは、出品に結構手間がかかることや、値引き交渉などのコメント対応、発送までの一連の作業を時給換算すると、それくらいの価格で売る事ができなと割に合わない、という考え方によるものです。

確かに、経済的合理性だけを考えるとその通りだと思います。

でも、まだ使える物・思い出や思い入れがあり、簡単に手放したり、ましては捨てたりできない物を誰かが引き継いでくれる心地良さもあり、それをモチベーションに私は最低価格の¥300でも気にせず出品しています。

この仕組みを使って将来的に、必要最低限の物以外は身の回りに何もない状態にできたら理想的だな、と考えています。

正直、目玉商品も無くなってきた事もあり、購入頂ける頻度や金額は落ちてきてはいるのですが、気長にのんびりと続けて行きたいと思います。